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簡潔に
「かぜ」とは、鼻からのどまでの空気の通り道(上気道)に炎症を起こした状態のこと。かぜと思っていても、インフルエンザや扁桃炎、肺炎など区別の必要な病気であることがあるので注意。
詳しく
「かぜ」とは、鼻からのどまでの空気の通り道(上気道)に炎症を起こした状態です。原因のほとんどはウイルスによるもので、インフルエンザを除いて特効薬はありません。
病院で処方される薬は、特に強い症状に対して、その症状を和らげて体力の低下を防ぐことを目的としています。症状が強くない場合は、薬は本来必要なく自宅療養で問題ありません。また、普通のかぜであれば、抗生物質は原則として必要ありません。
薬局などで販売されている総合感冒薬も、かぜの諸症状に対する薬を少しずつ混ぜているもので、かぜ自体を治すものではありません。
注意しなければいけないのは、かぜと思っていても特別な治療が必要な他の病気であることがあります。インフルエンザや扁桃炎、肺炎など区別の必要な病気です。次のような場合は、念のため医療機関を受診しましょう。
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高熱(特に38.5度以上の発熱)
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激しい咽頭痛(のどの痛み)
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激しい咳
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緑色の鼻汁や痰
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慢性の呼吸器疾患や糖尿病などをお持ちの方
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今までに肺炎になったことがある方
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高齢者
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食事・水分が充分取れない方。
普通のかぜと診断されれば、症状に合わせて薬が処方されます。症状の強くない方は、特別の薬は必要ありません。あとは御自身の免疫力で回復を目指します。
かぜ
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